IMPブロックは弊社の特許技術によって作られています。独自に製作しました射出成形機を使用し、射出後に型締め力を利用して圧縮することで、肉厚ボイドレスのブロックを作ることが可能になります。
下図にその工程を示します。

IMPブロック材の成形方法

  1. 01

    一般的射出成形と同じく高圧で型締めを行い、射出工程によりキャビ内に溶融樹脂を射出します。(スペーサーは挿入状態)

  2. 02

    一定のタイミングを計って金型よりスペーサーを引き抜きます。

  3. 03

    引き抜いたスペーサー分、再型締めを行うことでブロックに圧縮を加えます。圧縮の条件は材料や肉厚により変更を加えることで安定したボイドレス成形が行えます。

軟質から硬質まで、汎用樹脂からスーパーエンプラまで対応できる加工方法であり、厚肉・無垢のブロックを提供している国内唯一の加工技術です。

本工法で作る
樹脂ブロックの特徴

ナチュラル系材料、繊維状で無い添加剤を含んだ材料の場合

MPブロックは型締め力を使って圧縮を加えるために非常に高い密度を保持しています。そのため、ブロック各部位の密度は他の加工方法と比較して均一に近くなっています。しかし材料自身の持つ本来の密度を超えるまでの密度になりませんが、高い密度がゆえの切削加工時の注意は必要です。

切削加工時の注意点

繊維状・板状添加剤の入った材料において、 ピンゲートを介して
サイドゲートで射出している関係で 添加剤の配向に規則性が生まれます

繊維状添加剤(ガラス繊維 カーボン繊維等)は繊維配向により強度分布が異なります。 IMPブロックは繊維配向に規則性を持たせることで、強度検証が正確に行えるようにしています。→繊維配向に関してはhttps://www.imp-block.com/imp-block/notice/ 「繊維状添加剤を含んだ材料の場合」をご確認下さい。

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